防犯住宅・ 防犯リフォーム
はじめに、これからマイホームを建てるあなたに対して、少し脅すような言い方になってしまい申し訳ございません。しかしこれは現実で起きていることなのです。
多くの方は、家づくりを考え始めると. . .
など、たくさんの夢をふくらませ、あれもしたいこれもしたいと、いろんなことを想像するかと思います。もちろん、これらを想像することは素敵なことですし、これから家づくりをしていく上で大事な要素になってきます。
しかし残念ながら『犯罪者に狙われない家にしたい』と願う方は、とても少ないのが現状です。
冒頭でもお伝えしましたが、住宅で起きている空き巣などのドロボウ被害は、実は火災や地震の被害よりも圧倒的に多いのです。
それを証拠に、消防庁が発表している住宅火災の件数を見てみると、令和4年に起きた住宅火災(一戸建て)は年間で7,183件、一方、警察庁が発表している住宅(一戸建て)で起きた空き巣などの住宅侵入窃盗の被害件数を見てみると、年間で12,074件にも及ぶのです。
これだけ、ドロボウ被害が火災や地震よりも多いにも関わらず、耐震性や耐火性ばかりに気を取られ、防犯性を考慮する人は少ない。
そして・・・
住宅で起きている犯罪を思い浮かべると、多くの人は空き巣などのドロボウ被害ばかりに目を向けがちですが、実は他にもたくさんの種類の犯罪が住宅で起きているのです。
その数なんと、20種類以上!!!
一例を挙げると・・・
ドロボウだけでも3種類あります。
また強盗だけでも・・・
強盗に関しては最悪の場合、命の危険にまでつながります。怖いですね。。。他にも・・・
下着泥棒、のぞき、ストーカー、盗聴、盗撮、郵便物盗、自動車盗、自転車盗、バイク盗、部品盗、器物破損、嫌がらせ、ペット盗、性犯罪、放火、殺人・・・etc.
これだけの犯罪が、全国の住宅内で起きているのです。
ドロボウに入られても『うちには盗まれるものなんてないから』と安易に考えている人もいますが、最悪なケースだと命に危険を及ぼすということもあり得るのです。。。
先ほどお伝えしたように、住宅で起きている犯罪は全国各地で起きているにも関わらず、ほとんの建築士や住宅会社は、効果的な防犯対策や設計手法を知らないというのが現状です。
なぜなら・・・
一級建築士や二級建築士の資格を取得する際、耐震性や防火性、省エネのことは学びますが防犯について学ばなくても資格を取得できてしまうからです。
ですので、お客様から防犯性能を高めたいと相談されても
といった、物理的な対策のみで解決してしまうのです。もちろん、まったく対策しないよりは防犯効果は高まります。しかし、物理的な防犯対策だけに依存してしまうと、場合によっては本来の防犯効果を発揮しないことがありますし、何より建築費用も上がります。
当社でも、お客様に防犯カメラや防犯ガラスなどの物理的な防犯対策をご提案することもありますが、私たちが最も力を入れているのは、周辺環境や土地の状況、家族構成や生活スタイルなどに合わせ、設計から考える防犯環境設計という手法を取り入れています。
例えば周辺環境や土地でいうと・・・
また、家族構成や生活スタイルだと・・・
このようなことを設計前に調査した上で初めて、玄関ドアや勝手口ドアの位置と開く方向、窓の大きさや設置する高さ、子供部屋の位置やカーテンの種類、インターホンの位置、雨樋の位置、外部照明の位置や室内照明の種類、外構の設計、その他様々なことを考えながら設計をしていきます。
これが防犯環境設計という設計手法です。
しかもこの設計には、先に述べた防犯カメラや防犯ガラスなどの物理的な対策と違って、お金が一切かからないので、設計料がプラスされることがありません。なぜなら、建築士や設計営業の防犯知識を取り入れていくだけだからです。
この防犯環境設計を取り入れた上で、防犯カメラや防犯ガラスなどの物理的な対策は、より絶大な効果を発揮します。もちろん物理的な対策はお金もそこそこかかりますから、お客様のご予算に合わせた範囲内でご提案させていただきますし、強要はいたしません。
それよりも、もっと大切なことがあります。それは・・
犯罪被害に遭わないためには、普段の生活を見直すことです。
近年の犯罪は『まさか!?』という事件が全国各地で起きています。
一例を挙げると、近年はインターネットで買い物をする人たちが増えています。そうすると宅配が多くなりますよね。犯罪者は、こういった状況を利用するのです。宅配業者を装い玄関ドアを開けさせ、家人を脅して金品を強奪するという強盗事件が実際に全国で多発しています。
防犯性の高い住宅は、家族を犯罪被害から守ることができるとても大切な要素なのです。
しかし、防犯を考慮した設計や物理的な対策だけに依存すると、犯罪者にスキを見せてしまうこともあります。
実は、普段の生活を見直すだけで犯罪者に狙われる確率をグンッと減らすことができるのです。
それが・・・防犯生活です。
防犯生活とは、普段から防犯を意識した生活を送ることです。
例えば、いくら防犯ガラスで対策をしたとしても、鍵をかける習慣がなければ簡単に侵入されてしまい、まったく意味のない対策になってしまいます。
他に一例を挙げると・・・
このような意識を持つだけで、犯罪者に狙われる可能性が低くなります。
当社では、防犯に役立つ情報を提供するため、定期的に勉強会やセミナーなどを開催し、お客様や地域の皆さまが安心して暮らせる街づくりに努めたいと思います。
当社が、家づくりに防犯の考え方を取り入れたのは、ある方との出会いがあったからです。それが、一般社団法人日本防犯学校の梅本正行学長と桜井礼子副学長との出会いです。
梅本学長は、1964年からセキュリティ事業に参入し、警察署での署員特別教養講師や犯人逮捕への協力など、警察からの感謝状は 400 枚を越え、侵入犯罪の現場には極力足を運び、犯罪現場の環境や犯行手口など8,000件以上の事件の内容を検証しています。
また、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等で予知防犯対策を提唱し、行政・自治体・民間企業等でのセミナーや講演会を行っていて、犯罪者心理を知り尽くした防犯ジャーナリストとして活躍しているプロフェショナルな方です。
当社では、梅本学長と桜井副学長を防犯顧問として迎え入れ、毎月1回は両顧問と共に社内勉強会を開き、代表である田口を始め、社員も一丸となって防犯知識を取り入れ、防犯環境設計ができる建築士や設計営業の育成に取り組んでいます。
また、なぜ当社が防犯住宅に力を入れ始めたのかは最大の理由があります。
それは、愛知県の犯罪情勢です。実は、愛知県で起きているドロボウの被害件数は毎年全国ワーストにランキングされています。つまり、ドロボウ被害が多い県ということです。
お恥ずかしながら、当社が防犯環境設計を取り入れる前に建築したお施主様宅でも、ドロボウ被害に遭われた方もみえます。
先にも述べたように、建築士は防犯の知識がなくても一級建築士の資格は取得できてしまいます。なので犯罪者からしたら、侵入しやすく逃げやすい家が各地で建てられています。
私たちは、建築家です。住宅で起きている犯罪を減らすためには、建築する者が防犯を考慮した設計を取り入れ、地域全体さらには県全体の安心安全につながり、愛知県が暮らしやすい街づくりにもつながると信じています。
私たちは、住宅で起きている犯罪被害を減らしたい!そして、我々を信じて建築してくださったお客様に本物の安心安全な住宅を提供し、心から幸せだと思える暮らしをしてもらいたい!こう願って日々、お客様の家づくりに取り組んでいます。
マイホームは、多くの方にとって一生に一度の大きなお買い物。
だからこそ私たちは、常にお客様の立場で物事を考え、予算を大きく上回った提案を強要することなく、自社の家づくりに誇りを持ちながら、土地探しや間取りのこと、資金計画や住宅ローン、そして防犯住宅など、家づくりに関するすべてをプロならではの視点で様々なアドバイスを致します。
また当社では、新築のみの対応だけではなく、すでに建築し終わった方々への防犯リフォームも対応致します。
私たちは、無理な営業は一切行いません。
新築計画やリフォーム計画などで、ご不安やお悩みなどがございましたら、下記のお問合せフォームより、お気軽にご相談くださいませ。
スタッフ一同、誠心誠意を持って対応させていただきます。